筆者がフィリピンで違和感を覚えることに貰いタバコがある。欧米や日本と違ってフィリピンは喫煙率が高く、特に女房の従姉妹たちは2人か3人を除けば全員がタバコ吸いで、いつも誰かを誘い合ってはあちこちでスパーッ、こちらでモクモクと紫煙をふかし始めるのだが、貰いタバコの人間がやけに多いのだ。

 もちろんタバコが切れれば誰かから貰うことは有るのだろうが、あくまでもそれは暫定的な措置である。かく言う筆者も6年前までは1日40本吸うヘビースモーカーだったのだが、他人から煙草を貰うのは年に10本あるか無いかだったし、筆者の周りにいた友人や同僚なども貰いタバコを日常にしている人間などはいなかった。

 ところが女房の妹と従姉妹ローズアンは誰かと一緒に吸う場合はほぼ100%貰いタバコで済ませていて、じゃあ彼らは手持ちのタバコが無いのかと言うと、時たま一人で吸っているのを見かけるから多分ポケットには自分のタバコが数本あるはずなのだ。つまり貰いタバコの確信犯なのである。

 ちなみに従兄妹世代の中ではこの二人は末っ子で、しかも金銭的には恵まれていないからタバコ代をケチっているらしいが、筆者はこういう他人に甘えきった人間は嫌いな性質なので、昔はいろんなレストランに連れて腹いっぱい食べさせていた事もあったけど、最近は距離を取っているのだ。

  筆者のこの措置に「たかがタバコじゃないの!」と女房は文句を言うが、嫌いなものは嫌いなのだから仕方が無い。それに筆者は今まで色んな人種と商売をしてきたが、観光地のタカリやジプシーのガキなどを除けば値段にうるさいユダヤ人やインド人、それと1円でも安く買い叩くため権謀術数を尽くす中国人たちでさえタダで煙草をせめるような事はしなかったのである。

 しかし例外人種が2つだけいた。1つはテーブルに置いた筆者のタバコに無造作に手を突っ込んで吸い始めた韓国顧客の若造で、まあこの人種は生まれつき他人の物は自分のモノ、自分のモノは自分だけという下等生物だから今更論じる必要もないが、もう一つの人種はブラジル人である。

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このブラジル人ときたら、どいつも大きなことを言う割には金払いが極端に悪く、さらにオレはお前の先代のその前のさらに前のその上の上司の時代から取引してるんだ!とか言って常識外れの安値と180日間の支払期限を360日にしろ!と要求してくるような腐れ野郎ばかりであった。

 元々はサンパウロのバッタ屋だけあって、祖父から息子、孫と三代続いて下衆なDNAを引き継いでしまったらしい。それでアンタの会社には今までさんざん特別条件を与えてきただろう!と反論したら、この男は「オー!神に感謝します!」と人を馬鹿にしたような表情を抜かし、そして筆者のマルボロ・ライトをスッと一本抜いてプカーッ!と紫煙を吐きやがった。

 この瞬間になぜマルチン・ルターの宗教改革が起こったのか良く判った。カトリックでも下の階層の信徒は誰かに施しを受けてもその恩に報いよう!という発想に至ることは無く、せいぜい神に感謝してお終いなのである。そして施しをしてくれた人間に再び出会えば「また俺に施しをしてくれよ!」と厚かましく要求してくるのが信条なのだ。

 たしかに義妹や従姉妹ローズアンは貰いタバコどころか自身の学費や生活費、さらに古着まで誰かから施しを受ける人生をずっと歩んできたが、心の中で神に感謝するという免罪符があるので恥とか外聞なんてものは感じてない・・。それで本日も何処かで誰かにタバコをねだっているわけだ。

 借りた金は返さず、外国から開発援助を受けても平気で踏み倒す。こう聞けばとんでもない人間に聞こえるだろうが、下層カトリックの脳内では自分に都合よく解釈して解決済みなのだから、いくら彼らに人道的に説得しようが蛙の面に小便である。(より正確にはプロテスタントに改宗したフィリピン人も大差はない)

 で、今後フィリピン人と結婚を考えておられる方に忠告したいが、こういう輩は案外フレンドリーでニコヤカに近づいてくるが、彼らに何を与えようが一切報われることはありません。なので、まずは親兄弟親戚一同を読んでパーティーを開き、誰が貰いタバコをしているかじっくり観察し、翌日からこの手の輩に対してはピシャリと扉を閉じるよう心掛けてください。

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